光市母子殺害の元少年、死刑確定へ

 山口県光市で1999年に起きた母子殺害事件の差し戻し後の上告審で、最高裁判所第一小法廷(金築誠志裁判長)は20日、犯行当時18歳1カ月の少年だった大月孝行被告(30)=犯行時は福田姓=の上告を棄却する判決を言い渡しました。

 これで死刑とした差し戻し後の二審・広島高等裁判所判決が確定となります。大月被告は最高裁に統計が残る66年以降、犯行時の年齢が最も若い死刑確定者になるそうです。

 大月被告は18歳1ヶ月だった1999年、山口県光市の社宅アパートに排水検査を装って侵入。室内にいた主婦を強姦しようとしたが、激しく抵抗されたため殺害。殺害後に遺体を屍姦した上、同じく室内にいた生後11ヶ月の乳児を殺害、居間にあった財布を盗んで逃走しました。

 いわゆる光市母子殺害事件。乳児を含む2人を殺害、屍姦、いずれも常軌を逸した犯罪行為でしたが、さらに被告が友人に宛てた全く反省の色の無い手紙や、弁護側が死刑回避のために展開した信じがたい弁護内容が世間の注目を浴びた事件でしたが、死刑が確定しました。

 これで、例え18歳と言えども死刑判決が出る、と言う判例が出来た事になる、意義の大きい裁判でした。