放鳥訓練のトキ1羽死ぬ

 環境省の10日発表によると、新潟県・佐渡島の佐渡トキ保護センターで、国の特別天然記念物トキ1羽が6次放鳥に向けた訓練中、順化ケージのネットに衝突して死んだそうです。

 環境省によると、死んだのは1歳の雌。今月7日に訓練を始めた直後ネットに衝突したため、訓練を中断。10日午前に順化ケージに戻した所、再びネットに衝突して落下したそうです。

 トキは2008年に第1回の試験放鳥で10羽が放鳥されて以来、これまで合計7回の放鳥で合わせて108羽が放鳥されています。順調に来ている、と言って良いでしょう。これまで大きな事故と言えば、飼育ケージにテンが侵入し、9羽が殺されたときくらいでしょうか。

 2度ネットに衝突したトキは、恐らく能力的に劣る個体だったんでしょう。野性に返してもあっという間に同じ運命を辿りそうな気がしますが、それでも絶滅寸前のトキにとっては貴重な1羽。生きていれば繁殖に使うことも出来たでしょうに。