破裂の恐れある豊胸材、ベネズエラでは2000人が提訴か

 フランス企業ポリ・アンプラン・プロテーズ(PIP)製の欠陥豊胸材をめぐり、ベネズエラでは無償交換ができない場合、女性約2000人が医師やクリニック、販売業者を相手取って訴訟を起こす可能性が出ています。

 PIPは一時、世界三位の豊胸材メーカーでしたが、医療用ではなく安価な産業用シリコーンを使用していたことが発覚。製品は製造禁止となり、会社も2010年に経営破たんしていました。

 世界のミスコンテストで優勝者を数多く輩出している「美人大国」のベネズエラでは、美容整形は広く行われており、両親が10代の娘に豊胸手術をプレゼントすることも珍しくないといいます。  PIPのシリコーン豊胸材はこれまでに世界で約30万個が販売されていますが、ベネズエラの消費者保護団体ANAUCOによると、同国は過去10年で約3万個を輸入しているそうです。

 ANAUCOは数日中に、クリニックの代表者や外科医、輸入業者らとの会合し、無償での交換手術について話し合いを行う予定で、同団体の代表を務めるロベルト・レオン氏は「もし交渉がうまく行かなければ、向こう30日以内に関係者全員を訴えることになる」と述べています。同氏によれば、豊胸手術をうけた女性約2000人が、訴訟を起こすことに関心を持っているという事です。

 2010年に破綻したメーカーの不良豊胸材が、未だに多くの女性の胸の中にあるとは恐ろしい話です。これはベネズエラだけの話ですが、世界的にはどうなっているのか。PIPのシリコーン豊胸材30万個の行方が気になるところです。

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